【05】PLAYZONE '90 MASK
Playzone '90「SHOW劇 MASK 仮面」
上演) 1990年7月7日〜7月29日(青山劇場)、
7(土)初日 18:15、 8(日)13:00/18:15、9(月)18:15、10(火)18:15、11(水)休演、12(木)18:15、13(金)18:15、14(土)14:00/18:15、15(日)13:00/17:00、16(月)休演、17(火)18:15、18(水)18:15、19(木)18:15、20(金)18:15、21(土)14:00/18:15、22(日)13:00/17:00、23(月)休演、24(火)14:00/18:15、25(水)14:00/18:15、26(木)14:00/18:15、27(金)14:00/18:15、28(土)14:00/18:15、29(日)13:00/千秋楽 17:00
8月11日〜19日(フェスティバルホール)
11(土)初日 18:15、 12(日)13:00/17:00 、13(月)18:15、14(火)18:15(通算200回公演達成)、15(水)18:15、16(木)18:15、17(金)18:15、18(土)14:00/18:15、19(日)千秋楽 13:00
計42公演。
1992年5月5日〜28日(日生劇場)松竹ミュージカルとして再演「SHOW劇'92 MASK」
〔第一幕〕
M1(1幕1景 バックステージ) 〈Opening Medley〉
Baby Baby Baby(作詞:久和カノン、作曲:安田信二、編曲:岩崎文紀)
〜Heaven (作詞:筧 和歌子、作曲:安田信二、編曲:寺田創一)
〜See you again… !(作詞:森泉博行・小倉めぐみ、作曲・編曲:長岡成貢、コーラス・アレンジ:椎名和夫)
M2(1幕1景 バックステージ) See you again…! (上述)
M5(2幕1景 N.Y.ダウンタウン) 星も見えない夜(作詞:野田 薫、作曲:Leon Walker、編曲:石田勝範、コーラス・アレンジ:椎名和夫)(錦織・中尾ミエ)
M3(1幕3景 夢の中) 〈千年メドレー〉(東山)
千年の夢(作詞:森 浩美、作曲:林田健司、編曲:新川 博)
〜 Ever Dream(作詞:森 浩美、作曲:林田健司、編曲:新川 博)後に作曲者、林田健司のシングル「Heart of Gold」として別歌詞で1993年5月12日に発売。「ミラービール」CM曲
〜All The World Is A Stage(サントラではタイトルが”She's a Woman”で、歌詞も変更になっている)(作詞:森 浩美、作曲:林田健司、編曲:新川 博)後に作曲者、林田健司のシングル「Jealousy In Love」として1992年4月21日に発売。「メナード化粧品」CM曲
〔第二幕〕
M6(2幕1景 N.Y.ダウンタウン) 〈Let's go to Tokyo〉(錦織)
〜The Night in New York(作詞:森泉博行、作曲:ボブ佐久間)
〜Hello Broad Way(作詞・編曲:Charles Strouse、ボブ佐久間、作曲:Charles Strouse)
〜Tap(作曲:ボブ佐久間)
〜Let's go to Tokyo(作詞・作曲:Charles Strouse、編曲:石田勝範、コーラス・アレンジ:椎名和夫)
~Fight(作曲:ボブ佐久間)
~The Night in New York (上述)
Believe(作詞:山田ひろし、作曲・編曲:内藤慎也)(植草)
Desitny(作曲:ボブ佐久間)
M8(2幕3景 ホスピタル) Super Star(作詞:森泉博行・小倉めぐみ、作曲・編曲:長岡成貢、コーラス・アレンジ:椎名和夫)(植草)
The Lady is A Tramp (作詞:?、作曲:Richard Rodgers) Original:ミュージカル『Babes in Arms』より
M4(1幕4景 オン・ステージ) 失われたすべての昨日(作詞:戸沢暢美、作曲:林田健司、編曲:新川 博)(東山)
〔第三幕〕
M9(3幕6景 映像) Morning Train(作詞:西岡恭蔵、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀)
〈カーテンコール〉
~The Night in New York (上述)
~Let's go to Tokyo(上述)
〔SHOW TIME〕
Funky Flushin'
ダイヤモンド・アイズ
ABC
What's your name?
君だけに
まいったネ 今夜
・M1〜9はサントラ収録曲順序。括弧書きの〜幕〜景は、サントラに記載の情報。サントラ発売は上演に先行しているので、上演時にいくつか変更あり。
・記載のない曲はサントラ未収録。
・サントラ収録、M10の「ダンスダンスダンス」には「3幕8景フィナーレ」の記載があるが、映像収録なし(92年のコンサート映像にあり)。
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[参照]SHOW劇'92 「MASK」
〔ACT-1〕
M-00 Overture(作曲・編曲:ボブ佐久間)
M-01 PUT ON A HAPPY FACE(日本語詞:森泉博行、作曲:Charles Strouse、編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)(ミュージカル「Bye Bye Badie」より)
M-02, 07, 08 LAST CURTAIN (作詞:森泉博行、作曲・編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)
M-03 乾杯—千秋楽へ KANPAI!ーTO DHIS MOMENT OF DELIGHT(作詞:森泉博行、作曲・編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)
M-04 仮面〜あの日 MASK—THAT DAY(作詞:森泉博行、作曲・編曲:ボブ佐久間)(錦織)
M-05 THE STARLESS NIGHT(作詞:野田 薫、作曲:Leon Walker、編曲:石田勝範)(中尾ミエ)
M-06 仮面—宣告 白衣の男たち DEATH SENTENCE(作詞:森泉博行、作曲・編曲:ボブ佐久間)
M-09 WITHCHES' PARTY〜SLEEP TO THE DEATH(作詞:森泉博行、作曲・編曲:ボブ佐久間、振付:前田清実)(錦織+植草+魔女達)
M-10A 仮面−偽りの素顔 FACES OF FALSEHOOD(作曲・編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)(東山)
M-10B 仮面−マスクゲーム MASK GAME(REMIX:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)(東山)
M-10C 仮面−どうなってもいい MASK−DOH−NATTEMO−II(作詞:松井五郎、作曲・編曲:荒木真樹彦、振付:SEAN CHEESMAN)(東山+TOKIO)
M-10D IT'S BAD (作詞:松木一起、作曲:久保田利伸、編曲:奈良部匠平、振付:SEAN CHEESMAN)(東山+TOKIO)*オリジナル:田原俊彦
M-12A 裏切りの仮面 (バッハ ロ短調 ミサ曲) (作曲:Johan Sebastian Bach)
〔ACT-2〕
M-13A 第二幕への前奏曲 PRELUDE TO ACT II (作曲・編曲:ボブ佐久間)
M-13B HELLO BROADWAY (作詞・編曲:ボブ佐久間、作曲:Charles Strouse、振付:George Russell)(錦織+MIKI)
M-13C ON THE 5TH AVENUE(作曲:Charles Strouse・ボブ佐久間、編曲:ボブ佐久間、振付:George Russell)
M-13D LET'S GO TO TOKYO(作詞・作曲:Charles Strouse、編曲:ボブ佐久間、振付:George Russell)(錦織+MIKI)
M-13E FIGHT! (作曲・編曲:ボブ佐久間、振付:George Russell)
M-13F NIGHT IN NEWYORK (作詞:森泉博行、作曲:Charles Strouse・ボブ佐久間、編曲:ボブ佐久間)(錦織)
M-14 DEAR MY FRIEND(作詞:森泉博行、作曲・編曲:ボブ佐久間)
M-15, 17, 22 LET'S GO TO TOKYO(作曲:Charles Strouse、編曲:ボブ佐久間)
M-16 DESTINY(作曲・編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)(東山+錦織)
M-18 SUPER STAR(作詞:小倉めぐみ、作曲・編曲:長岡成貢、振付:名倉加代子)(植草)
M-19, 26, 27 仮面舞踏会 MASQUERADE (作曲:筒美京平、編曲:石田勝範)
M-20 LET'S GO TO TOKYO(作詞・作曲:Charles Strouse、編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)(錦織+MIKI)
M-21 DESTINY II(作曲:ボブ佐久間)
M-23 MY FAVORITE BLUES(作詞:森泉博行、作曲・編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)(錦織+中尾ミエ)
M-24 失われた全ての昨日 ALL THE YESTERDAYS THAT ARE LOST(作詞:戸沢暢美、作曲:林田健司、編曲:新川 博、振付:名倉加代子)(東山)
M-25 死への招待 INVITATION TO THE DEATH(作曲・編曲:ボブ佐久間)
M-28A PUT ON A HAPPY FACE(日本語詞:森泉博行・小倉めぐみ、作曲:Charles Strouse、編曲:小堀ひとみ、振付:名倉加代子)
M-28B PUT ON A HAPPY FACE(作曲:Charles Strouse、編曲:小堀ひとみ)
M-28C PUT ON A HAPPY FACE〜LET'S GO TO TOKYO(作曲:Charles Strouse、編曲:ボブ佐久間、振付:名倉加代子)
M-28D FINALE (振付:名倉加代子)
M-28E WE'LL BE TOGETHER(作詞:小倉めぐみ、作曲:J. Carbone、編曲:新川 博)
* WE'LL BE TOGEGHERは、「MASK'92」のパンフレットには作詞者にジャニーさんの記載なし。
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STORY)
映像作品)
VHS/LD『PLAYZONE'90 Musical Again』(1990年9月12日/1997年11月22日に廉価版VHS再発)収録時間: 2時間20分
DVD『少年隊 35th Anniversary PLAYZONE BOX 1986-2008』(2020年12月12日)収録時間:2時間20分
音楽作品)
CD『少年隊ミュージカル PLAYZONE'90 SHOW劇 MASK 仮面』(1990年6月30日)
キャスト)
少年隊: 錦織一清
忍 者: 古川栄司
正木慎也
柳沢 超
女性アンサンブル: 平井奈津子/相場奏子/長田マキ/ 内山奈緒美 /若森円
男性アンサンブル: 蒲田哲士/浜 幸一郎/新藤明夫/松原重宏/山上賢治/佐々木成生
名倉スタジオ:小野恵子/岩下佳代/川原あけ未/花井利佳子/立川明美/岡島麻美子/野田由香/田中玲子
スタッフ)
作・構成・演出:ジャニー喜多川
音楽:チャールズ・ストラウス
脚本:森泉博行
振付:名倉加代子
音楽:ボブ佐久間/石田勝範
衣装:北川和子
美術: 横山雅収
音響:今村太志
照明:塚本 悟
舞台監督:長野信吾
製作:大和 剛
企画:安倍 寧
協力:こどもの城 青山劇場・東京、フェスティバルホール・大阪
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5年目のPlayzoneはジャニーさん作!!後輩の光GENJIに売り上げ的には負けていたとしても、順調に個々のキャリアを広げ、どんどん実力を付けてきた3人にこんな物語をやらせたって、ジャニーさん、どういうつもりだったんだろう?大きな変化を越えて、2021年にこれを映像で見る我々の気持ちは予想してましたか?
まあ、でも舞台は生モノ。一度も少年隊の舞台を見たことがないまま、映像資料だけでPlayzoneを知ろうとする、という大きな間違いとともに開始したこのBlogのことをジャニーさんがどう思うかは分からないけれど、いつだって「こんな未来、予想外さ」だ。
89年の『Again』から90年の『MASK』の間に世の中大きく動き、「ザ・ベストテン」(1989.9.28)と「歌のトップテン」(1990.3.26)が終了し、さらに「夜のヒットスタジオ」(1990.10.3)も終了。少年隊が世間に認知されていた活動の主舞台が相次いで消えていった中、少年隊がこの頃残してくれた映像はどれも本当に素晴らしい。時代の変化が恨めしくてたまらないし、このせつなさも含めて、1989年〜1990年の少年隊がとにかく好き過ぎて、なかなかこの先のものを見られていません。
『MASK』は音楽をチャールズ・ストラウスが数曲書き下ろしている。ミュージカル好きにとっては「あの!」チャールズ・ストラウス。92年の再演時には過去の自作「Put on a happy face」(映画『ジョーカー』でも有名になったフレーズ)も使っている。この曲がその後のジャニーズの定番曲になっている、ということは、谷田半休さんのclubhouseのルームイベントで勉強させていただきました!
というのも、『MASK』、および自作『SHOCK』はこの後、ジャニーズ舞台の基礎になっていったようなのですが、私、これまで完全にジャニーズに興味なく生きてきたため、少年隊以外のこと、まったく知らない!(そしておそらく今後も知ろうとしない予感が大きい)ので、この「ささ」さんのブログを置いておきます。「ささ」さん、データ系ジャニオタの鑑過ぎる……
【要参照】
2013年「ジャニーズワールド」の演出について→★
千年メドレーを保存する会「導入編」(「She’s a Woman」と「ALL THE WORLD IS A STAGE」の違いについても解説)→★
千年メドレーを保存する会「歴史編」→★
と、基本情報データベースのブログのつもりですが、どうしても言及しておきたいことが多くなってしまう本作、『MASK』。
オープニングは前作、あの素晴らし過ぎる『Again』のショーから大階段の部分を衣装ごと再現。「Baby Baby Baby」から新しく加わった「Heaven」への流れ、すでに最高では?
(何度目かのお断り:本ブログは基本的には私の適当なイラストでお送りしています)
そしてジャニーズ史に最初に登場した「千年メドレー」。
最後にバックダンサーにニッキとかっちゃんが混ざっていたことが発覚するので、え!?居たの??と、巻き戻してもう一度見ることになります。
この『MASK』になぜ『ハムレット』が挿入されているのだろう?と考えていたら、ヒガシが蜷川さん演出の『ハムレット』を見て、ぜひ自分もやりたいと言ったというのをどこかで読んで、そんな(勝手な)!!と苦笑したけれど、もちろんそれだけの理由で唐突に入れられたのではないだろうし、たしかにこの世は、みんな誰かを演じている、という「世界劇場」といったイメージと「眠り」の比喩など、作品全体に絡んでいないわけではない。
ただ、「MASK・仮面」というモチーフに関しては、前述のClubhouseで「能」をキーワードに出していただき、そちらの方が完全にシェイクスピアよりピンときたので、世阿弥、読みます!!
そしてそもそも彼らのデビュー曲は「仮面舞踏会」。
この一言ですでに少年隊の総てを言い表している。
かっちゃんのブランコ心象風景?は、黒澤映画「生きる」のオマージュでしょう。
このかっちゃんが何度か繰り返す「赤ん坊が生まれると〈おめでとう〉、人が死ぬと〈お疲れ様〉」というセリフのことをずっと考えているけれど、まだしっくりはきていない。〈おめでとう〉も〈お疲れ様〉も、他の人にかける言葉。自分自身の生や死に対して言うものではない。それまで他人事だった生死について、自分の死を目前にして考えてみたとき、こんなセリフでは片付けられないものだという受け入れがたさ、戸惑い?
一方NYで生きて行くことを決意したニッキは「人間、最後は一人」という言葉を噛みしめるも、ミエさんの「チームワーク」という言葉に反応してしまい、3人で居た頃への想いを募らせてしまうので、こことの対比なんだろうか…
最終的に「夢オチ」なのだけれど、これホント、ニッキとかっちゃんの退所を知ってから見ると、泣き笑いになってしまう。
そしてその後の映像部分はみんな可愛すぎる!!!
そしてカーテンコール。
作品のあれこれに頭を抱えても、最終、ここで圧倒される。
本編で一人でも「少年隊」をやっていくと決めたヒガシが、
3人は相変わらず一緒だと知って踊って喜んでいたヒガシが、
誇らしげな顔でこう言うのだから。
泣きそうな目のかっちゃんと、大きな笑顔のニッキ。
私たちは、またこの幕があがって、三人が並び、
ヒガシがこう宣言してくれることを、毎日泣きそうな気持ちで夢みてる。
Youtubeでは今のところ幾つかのシーンがアップされています。
2021/4/21に追加↓ ホントに観たいんですよね〜「Playzone 2021 Mask」…
【04】PLAYZONE '89 AGAIN
Playzone '89「Musical Again」
上演) 1989年7月6日〜7月30日(青山劇場)、8月3日〜7日(名古屋厚生年金会館)、8月13日〜19日(フェスティバルホール)計53公演。
詳細)青山劇場)7月6日(木)初日18:15、7(金)18:15、8(土)14:00、18:15、9(日)12:00、17:00、10(月)18:15、11(火)18:15、13(木)18:15、14(金)18:15、15(土)14:00、18:15、16(日)12:00、17:00、17(月)18:15、18(火)18:15、19(水)18:15、20(木)18:15、21(金)14:00、18:15、22(土)14:00、18:15、23(日)12:00、17:00、25(火)14:00、18:15、26(水)14:00、18:15、27(木)14:00、18:15、28(金)14:00、18:15、29(土)14:00、18:15、30(日)12:00千秋楽
名古屋厚生年金会館)8月3日(木)18:15、4(金)14:00、18:15、5(土)14:00、18:15、6(日)12:00、17:00、7(月)14:00、18:15
大阪フェスティバルホール)8月13日(日)17:00、14(月)18:15、15(火)18:15、16(水)14:00、18:15、17(木)18:15、18(金)18:15、19(土)14:00、18:15
テーマ曲)「まいったネ 今夜」(1989年6月19日発売)
〔第一幕〕
ケンのHard Rock (作詞:花房 徹、作曲・編曲:石田勝範)唄:植草
Oh My God!(作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範) 唄:植草
M6: 君は不思議 (作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範)唄:錦織
M7: ダーティーヒーロー(作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範)
唄:東山
M9: Let's Fight(作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範)唄:錦織・東山
M8: 恋はいつも(作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範)唄:植草
M5: 独り祭りの夜に(作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範)唄:植草
〔第二幕〕
Don't Cry Baby(作詞:花房 徹、作曲・編曲:石田勝範)唄:マミー
M10: Season(作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範)
ゴスペルソング(作詞:花房 徹、作曲・編曲:石田勝範)唄:マミー
M1、M11: まいったネ 今夜(作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範)
〔Show Time〕
Dream Girls(作詞:Tom Eyen、作曲:Henry Krieger)(ミュージカル「Dreamgirls」より)
M2: My Dear Mrs. Las Vegas(作詞:戸沢暢美、作曲:中崎英也、編曲:鈴木宏昌) 唄:錦織
19 Times (作詞:植草克秀、作曲:佐藤宣彦、編曲:斉藤英夫)唄:植草
M3: キッチン (作詞・作曲:宮下 智、編曲:石田勝範) 唄:東山
サクセス・ストリート
踊り子(original: フォーリーブス)
サマならサンバ
あなたに今 Good-bye
あいつとララバイ
仮面舞踏会
One Step Beyond
どーしようもない (original: 田原俊彦)唄:東山
Vehicle(original: The Ides Of March)
Don't let me be misunderstood(悲しき願い)(original: Nina Simone, Santa Esmeralda 他)唄:錦織
I will survive(恋のサバイバル)(original: Gloria Gaynor )
Hold on I'm coming(original: Sam and Dave)
M4: Baby Baby Baby(作詞:久和カノン、作曲:安田信二、編曲:岩崎文紀)
Holiday 唄:中村繁之
〔第三幕〕
M12:お探しのパラダイス (作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間)
まいったネ今夜(カーテンコールバージョン)
M1〜12はサントラ収録曲順序。記載のない曲はサントラ未収録。
STORY)
ライブハウスでライブ中に意識を失ったケンは、気がつくとたくさんロウソクが灯った知らない場所に。行き交う天使たちに尋ね、ケンは自分が手違いで死んでしまったことを知らされる。しかし「手違い」ということで、「GOD」から「アゲイン・システム」を適応するよう命令が下り、ケンは女の子の身体で下界に戻る。このシステムのルールは、ケンが出会った人間たちの悩みを取り除き、生きる意味を見いだす手伝いをすれば、永遠の命が授けられ、それができなければ天国に戻らされる、というもの。
ケンは、女の子としてダウンタウンの片隅にあるレストラン、マミーズカフェを訪れる。店主のマミーは、たくさんの孤児たちを世話していた。リーダー格のジョーにケンが声をかけたところに、ケンが姿を借りている女の子に惚れたというリュウが現れる。リュウはこの町の権力者、Mr.フォックスの息子で、金持ちの息子達をグループとして率いており、ジョーたちとは対立していた。
一方、ケンは身体を借りている女の子の入院先で彼女と語り合ううちに、彼女の「生きる気力」を取り戻させることに成功し、「アゲイン・システム」によって、自身の身体を取り戻す。ジョーやリュウのことが気になったケンが、再度マミーズカフェを訪れると、店は周辺一帯の再開発を目指すMr.フォックスによって、土地を奪われようとしていた。
父親の横暴なやり方に反感を持っていたリュウは、マミーズカフェの土地の権利書を父の金庫から盗み出す。一方、マミーズカフェの少年達もこの権利書を探そうとして屋敷に忍びこんだ。そこで大乱闘が起こり、成り行きでリュウ、ジョー、ケンは1台の車で逃走する。逃避行の中で3人には奇妙な友情が芽生えていく。
店の立ち退き期限の日、息子の気持ちを理解したMr.フォックスは、マミーズカフェの立ち退きを断念したことを告げる。みんなはお祝いにコンサートを開くことに。しかしそのとき、リュウ、ジョー、ケンの乗った車が事故に遭い…
映像作品)
VHS/LD『PLAYZONE'89 Musical Again』(1989年9月21日/1997年11月22日に廉価版VHS再発)収録時間: 141分
DVD『少年隊 35th Anniversary PLAYZONE BOX 1986-2008』(2020年12月12日)収録時間:139分
音楽作品)
LP/CD『少年隊ミュージカル PLAYZONE'89 Again』(1989年9月21日)
キャスト)
ジョー:東山紀之
ケン:植草克秀
ヒロ:中村繁之
レン/大天使:柳沢超
ヒデ(Wキャスト):古川栄司 (以上、少年忍者)
Mr.フォックス:安田 伸
マミー:角田淑子
大天使/用心棒:桝川讓治
大天使長:小林アトム
GOD(声):富川澈夫
カズ/バンドメンバー:畠山和真
マツ/バンドメンバー:飯沼義仁
コウ/バンドメンバー:佐々木辰寿
ヒコ/バンドメンバー:坂根達也
以下、こちらからの引用。
中村繁之(第2部の「THE SHOW」にのみ出演し、バックドラムを担当)
少年忍者:柳沢 超/正木慎也/高木延秀/遠藤直人/志賀泰伸/中村亘利(第2部の「THE SHOW」にのみ出演)
GUEST)
SMAP:中居正広/木村拓哉/稲垣吾郎/森 且行/草彅剛/香取慎吾
ジャニーズJr. :東 昌孝 (ベースギター)/城島 茂 (ギター。大阪公演のみ。舞台初出演作)他(第2部の「THE SHOW」に演奏で参加)
スタッフ)
企画)安倍 寧
原作)平野美枝(現:杉山美枝)
演出)花房 徹(前作『Capriccio』では執事役で出演)
音楽)石田勝範
作曲)宮下 智
作詞)宮下 智、平野美枝
作曲)宮下 智
振付)名倉加代子、ボビー吉野
美術)斉木信太郎
照明)勝柴次郎
音響)松木哲志
衣装)森本美津子
大道具製作)(株)金井大道具
照明操作)ステージ・ファクトリー
音響操作)サウンドクラフト
特殊小道具)ワールド自動車
舞台監督)岡林真央、杉山祥弘
制作)山田 修、大和 剛、小滝祥平
監修)ジャニー喜多川
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4年目のPlayzone。前作に続き、かっちゃんがメインキャラクターとなって、ニッキとヒガシが対立する構図。全体的に1950年代〜60年代のファッションを取り入れたイメージで、当時アメリカで人気のあったフォルクスワーゲンの「カルマンギア」も登場。ジョーたちとリュウたちの対立からは、『ウェストサイドストーリー』がすぐに連想される。
この作品は先にYoutubeで見ていて、ストーリー部分はかったるいというか、繋がりや展開もよくわかんないな、と思っていたのですが、今回自分で心情を補いながら上記のように書いてみたら、ようやく何を目指してたのかは分かりました。
振り返りトークではかっちゃんが、「Again」は台本がすごく変わったって話をしていたし、最近入手した、WSS時のインタビューで、ニッキがかつてストーリーを重視しようとしてジャニーさんと対立したってエピソードを語っていたので、優先順位が下になったのでしょう、筋の整合性は。
でもOK。だってもう「Again」、何はともあれ、と〜〜〜〜〜にかく、ニッキが美人。
「89年ニッキ」は、錦織一清史において、ただもう神々しいほどの美しさのピークだと断言したい!
情けないキャラだけど。
そして、ストーリーの間に挟まれたSHOWの部分こそが本作のメイン!むしろ本編より凝ってる。
冒頭、宝塚ばりの輝く大階段の上から降りてくる3人が歌う「Dream Girls」。ソロ部分はニッキ。そして二人が捌けた後、ニッキは白いスカーフを解き、階段を上って振り向き、歌い出す。
このときのニッキの無味無臭、無色透明感が恐ろしいほど!
郷ひろみやトシちゃんならどうにもあぶり出てくるであろう個性、雑味が一切なくて、ただただ、甘くうっとりした時間を完璧に演じきっていて、笑っちゃうほど完敗。どんなに甘いケーキもここまで甘くはできない。
そんなニッキを引き立てる階段の上やサイドに居る演奏者たちもただの「振付」で動いてるだけ。本気で「作ってる」感じに負けました…
その後、ジャニーズ少年隊時代に歌っていたフォーリーブスや、当時のオリジナル曲が続き、ニッキが作った「ヴィークルメドレー」へ。これはおそらくこの年の5月に初お披露目され、この後、後輩たちにも受け継がれていく、最高にかっこいいメドレー。その後、シメはあの「Baby Baby Baby」!完璧過ぎる。
本編ラストの宮下智さん作曲「お探しのパラダイス」がまたホントに良い。
Playzoneのサントラだけでなく、少年隊の全アルバムの中でこの『Again』のサントラが一番好き!!!
Youtubeでは今のところ全編見られます。
【03】PLAYZONE '88 CAPRICCIO
Playzone '88「CAPRICCIO 天使と悪魔の狂想曲」
上演) 1988年7月4日〜7月31日(青山劇場)計39公演、8月23日〜31日(フェスティバルホール)計12公演(Playzone通算100公演達成)
テーマ曲)「What's your name?」(1988年7月8日発売)
〔第一幕〕
M1: Prelude
銀座にて
M2: 天使か悪魔か (作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間)唄:植草
ただの猫
M3: やったるぜ!(作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間)
M4: 名探偵のブルース(作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間) 唄:植草
M5: Thema from Capriccio (What's your name?)
〔第二幕〕
大金持ちの唄
M6: 愛の園の恋人たち(作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間) 唄:東山
M7: デビル・イン・ユア・ハート(作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間)唄:錦織
M8: チャンス(作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間)唄:植草
誰だ!?
ジュリアンのレクイエム
M9: パーティーが終わっても(作詞・作曲:宮下 智、編曲:ボブ佐久間)
M10: Finale
〔SHOW TIME〕
What's your name?
レイニー・エクスプレス
君だけに
The Way You Make Me Feel (Michael Jackson) 唄:東山
Never My Love 唄:錦織、ピアノ:植草
Proud Mary(CCR)
メドレー What's your name?
ダイヤモンド・アイズ
STRIPE BLUE
バラードのように眠れ
デカメロン伝説
仮面舞踏会
ABC
What's your name?
M1〜10はサントラ収録曲順序。記載のない曲はサントラ未収録。
STORY)
私立探偵・明智小六の助手である小南笑平は、ある日、不思議な夢から目を覚ますと、銀座の真ん中に倒れていた。仕事へ急ごうとする彼に、辻占い師が声をかけてくる。「近いうち、君の体に悪魔が住みつく」と。そうなっても「天使」に導かれるようになるという薬を売りつけられた笑平は、それを一気に飲み干す。占い師はもう一つ「美しい女の子と恋に落ちる」ことを予言して消える。
そこへさっそく現れたのが笑平の「影」であるところの悪魔と、「良心」であるところの天使。彼らの存在を信じ切れないまま、一同は笑平の務める探偵事務所へ。天使と悪魔の姿は笑平にしか見えていない。ちょうど、事務所には久しぶりの依頼人があらわれる。麻生琴美と名乗る夫人は、「ゆうこ」を探して欲しいと依頼。一同、美女を期待するも、ゆうこちゃんは「ただの猫」と判明。探偵としての本領が発揮できないことに笑平ががっかりしていると、次の依頼人が現れる。今度は財前パールの執事、西都左衛門。財前家に怪盗ミケシュから時価7億円のダイヤ、ブルースターを盗むという予告状が届いたことを相談しにやってきたのだった。この大きな依頼を任され、張り切る笑平。
予告された財前夫妻の結婚記念パーティーの会場を訪れた笑平は、財前家の令嬢ジュリアンと出会い、恋に落ちる。そんな笑平に、悪魔はこっそりとミケシュよりさきにブルースターを盗み、明智に責任をとらせるよう、そそのかす。しかしそうこうしている間に、すでにミケシュが現れ、ブルースターを盗んで逃走。両親の大事な宝石を取り返そうと追いかけたジュリアンは、不運にも事故で亡くなってしまう。
笑平は悲しみにくれながらもミケシュの正体が明智であるという推理を披露し…
映像作品)
VHS/LD『PLAYZONE'88 カプリッチョ〜天使と悪魔の狂想曲』(1988年8月21日/1997年11月22日に廉価版VHS再発)収録時間: 1時間50分
DVD『少年隊 35th Anniversary PLAYZONE BOX 1986-2008』(2020年12月12日)収録時間:1時間50分
音楽作品)
LP/CD『PLAYZONE'88 カプリッチョ〜天使と悪魔の狂想曲』(1988年6月10日)
キャスト)
小南笑平:植草克秀
天使:東山紀之
悪魔:錦織一清
明智小六:近藤洋介
財前金四郎:ベンガル
田目警部:金子研三
占い師:中村方隆
グレート石田:福林一臣
執事、西都左衛門:花房 徹(次作『Again』では演出を担当)
ジュリアン:児玉陽子
勝力:松居一代
麻生琴美:亀淵友香(友情出演)
踊る黒い男たち:北尾昌久/井上仁司/高橋哲也/鴨田隆紀/永井伸英/山家ハマン/畠山和真
踊る白い乙女たち:久保 優/今村奈緒美/鵜飼貴子/森以鶴美/丘乃遊莉/山中由起/畑 玲子/坂本文代/保延さをり
スタッフ)
企画)安倍 寧
原案)田宮十二(脚本には原案:宮下 智と記載)
脚本、構成、演出)加藤 直
演出補)高橋 亨
ショータイム構成)ジャニー喜多川
作詞、作曲)宮下 智
音楽)ボブ佐久間
音楽制作)林 健、鎌田俊哉
ボーカルトレーナー)小堀ひとみ
マジック指導)加藤隆章
振付)名倉加代子
バレエ指導)鈴木エミ
照明)沢田祐二
照明操作)ゼネラル・スタッフ
レーザー)スタジオ・レイ
美術)三宅景子
大道具)金井大道具
衣装)合田瀧秀
衣装製作)会沢、松竹衣装、スタジオA.D
仮面制作)ゼネラル・スタッフ
音響)松木哲志
演出補) 高橋 亨
舞台監督)岡林真央
キャスティング)佐藤祀夫
アンサンブル)近藤央子
制作)ジャニーズ事務所、スペース・コア、ヤング・コミュニケーション
協力)こどもの城、青山劇場・大阪フェスティバルホール
_____________________
3年目のPlayzoneは、初めて三人それぞれ立場の異なる役に挑戦。主演はかっちゃん。
また、初めてサントラが公演期間より前に発売され(6月10日)、観客は事前に曲を予習できた。サントラ5曲目の「Theme from カプリッチョ」では「What's your name?」(7月8日発売)のメロディーが先行して登場していた。
個人的にはこの作品はすごく好きで、乱歩的な設定もワクワクするし、夢の中が舞台上、枠になってクラシックバレエのステージのように出てくるところも可愛いし、美術や衣装がとてもおしゃれ。アールデコや20世紀初頭のモダニズムの雰囲気がある。元ネタ、突き止めたい。
銀座の風景。
あと笑平の寝室もめちゃ可愛い。
そして何よりも宮下智さんの音楽が楽しい!
最後に歌われる「パーティーが終わっても」は、あの素晴らしき「90年春コン」の最後に、あのねのねの「パーティーは終わったよ」を歌って幕が下りた後、最初のアンコールで歌われて、ものすごく盛り上がる。「パーティ」は少年隊のキーワード(Princeも「Life is a party」って何度も言ってたけど)!
「怪盗ミケシュ」という名前から、私はすぐにヨゼフ・ラダの童話「黒ねこミケシュのぼうけん」を思い出したけれど、赤川次郎の「三毛猫ホームズ」の方が元ネタかな…
とりあえず「かっちゃん」を「ニッキ」と「ヒガシ」が取り合ってる(揉めている)という設定が最高。この構図、安心して楽しめる(入れ替え不可)。
(念のため再度の注・当ブログは私の適当なイラストでお届けします)
ストーリーもこれまでで一番筋が通っている(オチはたいへん唐突だけど)。
そしてその物語の背後でニッキがしつこくボケ倒しているのが本当にかわいい。
恋を鯉で表現中。
1997年の対談でニッキが噴水に脚を踏み外したのは、わざとだったのでは?とかっちゃんが推測している(スタジオトーク)けれど、この失敗?すら一番の魅力に変わる、自由で遊びの多い本作。見るほどに愛おしい!
本編は笑平(かっちゃん)のソロが多いからか、ショータイムはニッキとヒガシのソロのみ。かっちゃんはニッキのソロ(ジャニーズが全米デビューしそびれた曰く付きの曲)のバックでピアノで登場。
パンフレットはテキスト情報はないけれど、写真は最高!!!!
水に濡れた3人それぞれのどアップ写真は、各自の歴代ベストショットと言っても過言ではないのでは?ニッキのまつげの無数の雫は、ダイヤモンドの輝きどころじゃないとんでもないことに。
Youtubeでは今のところ、本編は部分だけ。Showtimeは全部見られます。
演出助手、竪山博之さんのブログ
…水道代がすごかったようです。
【02】PLAYZONE '87 TIME・19
Playzone '87「MUSICAL TIME・19」
上演) 1987年7月3日〜26日(青山劇場)、 計30公演
テーマ曲)「君だけに」(1987年6月24日発売)
M1: Overture(作曲・編曲:宮川 泰)
M2: 1998 〜星の彼方へ〜NINETEEN NINETY-EIGHT (作詞:康 珍化、作曲:松下 誠、編曲:宮川 泰)
M3: SWEET DREAMER スフィンクスを掘りながら(作詞:田口 俊、作曲・編曲:宮川 泰)
”タイトル不明” 唄:メトロポリス・ポリスたち
M4: 禁止・禁止・禁止 GA GA GA(作詞:川田 多摩喜、作曲:羽田一郎、編曲:清水信之)
M5: 出発(作曲・編曲:宮川 泰)
星のシンフォニー(作詞:加藤 直、補作詞:田口 俊、作曲・編曲:宮川 泰)
君だけに(作詞:康 珍化、作曲:筒美京平、編曲:馬飼野康二)
美は永遠(夜の女王)(作詞:加藤 直、補作詞:川田 多摩喜、作曲・編曲:宮川 泰)
M6: ガリバー登場(作曲・編曲:宮川 泰)
M7: こわがらないで、天使 DON'T BE AFRAID, MY ANGEL(作詞:康 珍化、作曲:JOEY CARBONE/ RICHIE ZITO、編曲:新川 博)
永遠のささやき(作詞:加藤 直、補作詞:川田 多摩喜、作曲・編曲:宮川 泰)
M8: ONCE MORE DREAM いつかきっと(作詞:加藤 直、補作詞:川田 多摩喜、作曲・編曲:宮川 泰)
M9: フィナーレ(作曲・編曲:宮川 泰)
M10: グッバイ・カウント・ダウン GOOD-BYE COUNT DOWN(作詞:康 珍化、作曲:都志見 隆、編曲:松下 誠)
M1〜10はサントラ収録曲順序。記載のない曲はサントラ未収録。
「美は永遠(夜の女王)」と「永遠のささやき」はパンフレットに歌詞の記載もあるが、映像作品では確認できず。
【参照】2nd Album『TIME-19』
青字が上記サントラと共通曲。
1. 1998 〜星の彼方へ〜NINETEEN NINETY-EIGHT (作詞:康 珍化、作曲・編曲:松下 誠)
* サントラ盤とは編曲違い。
2. こわがらないで、天使 DON'T BE AFRAID, MY ANGEL(作詞:康 珍化、作曲:JOEY CARBONE、編曲:新川 博)
* サントラ盤とトラックは同じ。違いはパート振り分け。
サントラ盤は「1番Aメロ:植草、錦織」「サビ:3人」「2番Aメロ:錦織、植草」「サビ:3人」「3番Aメロ:東山」「サビ:3人」、アルバム盤はAメロは1〜3番まですべて東山、サビは3人。
3. ハロー!HALLO!(作詞:許 瑛子/康 珍化、作曲:西木栄二、編曲:大谷和夫)
4. ヘルプ・ミー HELP ME(作詞:康 珍化、作曲:Joey Carbone、編曲:新川 博)
5. 君がいない I'M ALONE(作詞:戸沢暢美、作曲:和泉常寛、編曲:戸塚 修)
6. ストレンジャーGo To Theストリート STRANGER GO TO THE STREET
(作詞:康 珍化、作曲:都志見 隆、編曲:松下 誠)
7. ロングタイム・ロマンス LONG TIME ROMANCE(作詞:康 珍化、作曲:羽田一郎、編曲:松下 誠)
8. 君を旅して知っている WE ARE IN THE TIMEHOLE(作詞:康 珍化、作曲:羽田一郎、編曲:清水信之)
9. ガ・ガ・ガ GA GA GA(作詞:康 珍化、作曲:羽田一郎、編曲:清水信之)
* サントラ盤とトラックは同じ。歌詞は別。
10. 君だけに Instrumental(作曲:筒美京平、編曲:松下 誠)
11. グッバイ・カウント・ダウン GOOD-BYE COUNT DOWN(作詞:康 珍化、作曲:都志見 隆、編曲:松下 誠)
* サントラ盤とトラックは同じでボーカル違い。会場での録音?
STORY)
近未来。大都市の郊外にある「アウトランド」と呼ばれるエリアで、3人の若者、ツヨシ、カズキ、ジンイチが「退屈」している。ここではあらゆる楽しみが「禁止」されているのだ。この世界を取り仕切るのは「メトロポリス・ポリス」と呼ばれる女性たち。「労働と休息以外に時間を使ってはならない」という規則に違反したとして、即座に死刑を言い渡された彼らは、苦し紛れの提案をする。それは、この食糧難の世界を救うため、3人で最新の「モーター・タイム・マシン2001」に乗って過去へ向かい、恐竜を連れて帰ってきて食料として繁殖させる、というアイデア。これが聞き入れられ、さっそく時間旅行へ。
しかし3人がたどり着いた場所は、恐竜のいない時代だった。「夜の女王」が世界を支配しており、人々を捕らえ、不死ではあるものの命令に従順な「エターナルス」という人造人間に変えていっていた。3人は、女王が「顔が欲しい」という理由で捕まえようと追い回している美しい少女アリスと恐竜ガリバーに出会う…
映像作品)
VHS『PLAYZONE'87 TIME-19 THE PREVIEW』(1987年7月17日)収録時間: 31分
VHS『PLAYZONE'87 MUSICAL TIME-19』(1987年9月7日/1997年11月22日に廉価版再発)収録時間:1時間40分
LD『PLAYZONE'87 TIME-19』(1987年)収録時間:120分(『PLAYZONE'87 TIME-19 THE PREVIEW』の映像も収録)
DVD『少年隊 35th Anniversary PLAYZONE BOX 1986-2008』(2020年12月12日)収録時間:1時間29分
音楽作品)
LP『PLAYZONE'87 TIME-19 ミュージカル・抜粋』(1987年10月28日)
CDは1991年6月17日に発売
キャスト)
ツヨシ:東山紀之
カズキ:錦織一清
ジンイチ:植草克秀
女のポリス 隊長/夜の女王:岡崎友紀(二役)
女のポリス1:大和千賀子
女のポリス2:河野恵理
女のポリス3:池 令子
女のポリス4:安藤真紗美
女のポリス5:見米詠子
女のポリス6:高杉みどり
アリス・デ・アリス:小沢なつき(ダブルキャスト:麻井智恵子)
老人の長:ぼんちおさむ
ボンサイクロペジア:瀬河寛司
老人 カガク:森田康二
老人 テツガク:久保 優
老人 バケガク:古賀 豊
老人 スウガク:平尾良樹
老人 シンリガク:美濃良光
老人 シガク:畠山和真
老人 テンモンガク:神崎 剛
不老不死の人造少年たち/エターナルスたち:柳沢超、高木延秀、志賀泰伸、正木慎也、遠藤直人、中村亘利(以上、少年忍者)、江端郁巳、江端郁世(以上、ジャニーズ・ジュニア)
ガリバー:恐竜
スタッフ)
企画)安倍 寧
構成・演出・振付)山田 卓
構成・脚本)加藤 直
音楽)宮川 泰
照明)沢田祐二
美術)倉本政典
音響)松木哲志
衣装)任田幾英
振付補)園岡新太郎、ボビー吉野
演出補)梶賀千鶴子
音楽製作)オフィス ポップス ヴィル/木村雄二
音楽協力)ジャニーズ出版/ワーナー・パイオニア
照明)ゼネラル スタッフ/ 川島久路、乳原一美
レーザー)スタジオ レイ / 分部日出男
音響)サウンド クラフト/今村太志、庄司雄一郎
大道具)俳優座/ 石元俊二
小道具)ゼネラル スタッフ/新井進
ガリバー製作)渡辺工房 / 渡辺数憲
特殊メイク) スタジオAD / 山田操
特殊効果)酸京クラウド / 小峰邦夫、板口利幸
衣装製作)大谷衣装 /大谷京三
舞台監督)岡林真央
舞台進行)クリエイト大阪/ 戸田利男、野口英明、奥村欽司、松本裕和、山田英治
プロデューサー)大和 剛、山田 修
プロデューサー補)宮崎幸正
制作)ヤングコミュニケーション
制作協力)ジャニーズ事務所、スペースコア、キョードー東京、こどもの城、青山劇場
監修)ジャニー喜多川
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二年目のPlayzoneは、同時期に公開された主演映画『19 ナインティーン』と連動。映画の方のパンフレットに1986年の8月に準備が始まったと書かれており、映画制作が先行していたと予想されるのですが、前年のプレゾン後、少年隊の1年間の主な活動をまとめると…
1986年9月1日 1st アルバム『翔 SHONENTAI』発売
11月28日 シングル「バラードのように眠れ」発売
12月21日 ミニアルバム『Wonderland』発売
1987年 1月1日 武道館LIVE
2月 ビデオ、CM撮影、レコーディング、でハワイへ
3月3日 シングル「Stripe blue」発売
4~5月 映画『19ナインティーン』の撮影
4月28日 ビデオVideo『PRIVATE LIFE』、Sound Album『PRIVATE LIFE -Light & Shadow』発売
6月24日 シングル「君だけに」発売
7月1日 2ndアルバム『TIME・19』発売
7月17日 ビデオ『PLAYZONE'87 TIME-19 THE PREVIEW』発売
7月3-26日(青山)PLAYZONE'87 TIME-19 公演
8月1日 映画『19 ナインティーン』公開
10月28日 サントラ『PLAYZONE'87 TIME-19 ミュージカル・抜粋』発売
と、たいへんな密度!
映画のパンフレットに記載されている原作・プロデュース、脚本を担当した康珍化氏と、山下賢章監督の言葉を見ると、『TIME-19』の「19」には、「19歳という大人になる一歩手前の年齢」を描こうとしていたというアイデアがあったようです。ただ映画もPlayzoneの方も、「19」自体はあまりテーマとして展開していない気が…。しかし彼らのパフォーマンスを見ていると、年齢を超えた永遠の少年性のようななにかが、この刹那の時間に込めているように感じられ、「少年隊」というネーミングの意味はここに結晶しているのかも、と思ったり。
とにかく映画の設定とストーリーはPlayzoneとはまったく別物。
というよりも、Playzoneのストーリーはまたも「なんとなく」だけ存在。ただし振付と全体的な構成が山田卓に変わったことで、ぐっと「1つの音楽作品」としてまとまった感じがある。音楽とダンスの間をつなぐ台詞も音楽として組み込まれているような印象。山田さんは楽譜から振り付けるとどこかで言っていたけれど、納得。この作品は1冊のスコアとして表記できそう。本編の後のショータイムは、収録されているのは「グッバイ・カウント・ダウン」のみなので、それも1つのまとまりとして感じやすいポイントなのかも。ただ、実際は自作カプリッチョまではカットされて収録されなかったシーンも多いようなので、実際に舞台を見た方の印象とは違いそうだけれど。
ヒロインのアリスは映画版と同じく小沢なつき。
そしてナイスバディの松下由樹が踊りまくるのにびっくり。
スフィンクスや恐竜など、大がかりなセットが登場。
「恐竜に乗る少年隊」なんて、そのフレーズだけで可愛すぎて困る。
パンフレットには豪華なコメントが掲載。
錦織くんへ:汀夏子、東山くんへ:松方弘樹、植草くんへ:氷室冴子
3人へ:森光子、林真理子、筒美京平、康珍化、渡辺達生(カメラマン)、安倍寧(評論家)、竹内嘉巳(青山劇場 こどもの城 理事長)
手に入る関連作品の中で、私のイチオシは、限定版ベストには入らなかったビデオ『PLAYZONE'87 TIME-19 THE PREVIEW』です。
山田卓先生との初対面から「君だけに」の振付風景という歴史的に貴重な映像も入っているけれど、真剣に練習するニッキの表情があまりに尊い。彼らの「若さ」は青さや未熟さではなくて、未来に繋がる永遠の瞬間だ…!!!と大げさなことを感じてしまう。
本編もいまのところYoutubeで見られます。
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とにかく本日、『チョコレートドーナツ』の大阪公演を観に行ってきたので、ヒガシ、こんなだったのにあんなになって…としみじみしています。
【01】PLAYZONE '86 MYSTERY
Playzone '86「ミュージカル "MYSTERY"」
上演) 1986年7月5日〜27日(青山劇場)
5(土)初日 18:30、 6(日)13:00/17:00、7(月)18:30、8(火)18:30、9(水)休演、10(木)18:30、11(金)18:30、12(土)14:00/18:30、13(日)13:00/17:00、14(月)18:30、15(火)18:30、16(水)休演、17(木)18:30、18(金)18:30、19(土)14:00/18:30、20(日)13:00/17:00、21(月)18:30、22(火)18:30、23(水)14:00、24(木)14:00/18:30、25(金)14:00/18:30、26(土)14:00/18:30、27(日)13:00/千秋楽 17:00(計30公演)
テーマ曲)「レイニー・エクスプレス」(1986年7月7日発売)
第一幕)
M2: YOROSHIKU! NEW YORK(作詞:神田エミ、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)
ジャスト・サスペンス(作詞:神田エミ、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)
M1: 夢・きらめきダンシング(作詞:神田エミ、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)
M3: 恋の涙はすみれ色(作詞:森泉博行、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)唄:錦織・植草
M4: 裸足の二人(作詞:神田エミ、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)唄:東山
M5: CORD NUMBER 0017(作詞:森泉博行、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)
第二幕)
マジカル・ミステリーパパの伝説
マジックのトリックはテクニック
M7: レイニー・エクスプレス(スロー・ヴァージョン)(作詞・作曲:宮下智、編曲:ボブ佐久間)
M6: ミステリー・ゾーン(作詞:神田エミ、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)
星に乗って宇宙の果てへ(作詞:神田エミ、作曲:井上堯之、編曲:ボブ佐久間)
第三幕)
ダイヤモンド・アイズ(作詞:川田多摩喜・神田エミ、作曲:長沢ヒロ、編曲:戸塚修)
レイニー・エクスプレス(作詞・作曲:宮下智、編曲:ボブ佐久間)
仮面舞踏会(作詞:ちあき哲也/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀)
デカメロン伝説(作詞:秋元康、作曲:筒美京平、編曲:新川博)
M1〜7はサントラ収録曲順序。記載のない曲はサントラ未収録。
STORY)ブロードウェイミュージカルに憧れる3人の若者カズ、ノリ、ヒデは、それぞれバイトで旅費を貯め、ついにNYへ。しかし到着して早々、強盗に身ぐるみはがされてしまう。そこへ通りかかり、援助を申し出た三人の紳士の屋敷に身を寄せ、ダンスのレッスンも受けながら、彼らの依頼する怪しい「仕事」を引き受けることに。
この屋敷はNYマフィアのボス「マジカル・ミステリー・パパ」の邸宅であることが判明。しかし実際は彼はただのマジックの好きなおじさん。その娘、フェアリー・メリーと親しくなった3人は、彼女の依頼を引き受け、家出中の姉である「ハイスクールのララバイ」のところへ、家に帰ってくるように説得しに行くことに。途中、「ミステリー・ゾーン」に迷いこみながらも、無事に家族の和を取り戻し、マフィアの解体にも成功する。
映像作品)VHS『PLAYZONE ミュージカル"MYSTERY"』(1986年9月5日/1997年11月22日に廉価版再発。)収録時間:110分
LD『PLAYZONE ミュージカル"MYSTERY"』(1986年10月30日)収録時間:120分
DVD『少年隊 35th Anniversary PLAYZONE BOX 1986-2008』(2020年12月12日)収録時間:1時間58分
音楽作品)カセット『ミュージカル プレゾン"ミステリー"抜粋』(1986年10月30日)
CD『Duet』(「Back Stage Pass」と『ミュージカル プレゾン"ミステリー"抜粋』を1枚のCDにまとめたもの)(1986年11月28日)
キャスト)
カズ:錦織一清
ノリ:東山紀之
ヒデ:植草克秀
マジカル・ミステリー・パパ:服部良次* (服部良一の弟)
ママ・ヴェルサイユ:上野直美
ハイスクールのララバイ:平粟あつみ
フェアリー・メリー:大沼まゆみ
イエロー・サブマリン:頭師孝雄
オブラディ・オブラダ:野村昇史
サンデー:下村尊則
マンデー: 八木朝輝
フライデー:館形比呂一
チャイナドレスの女A:小野恵子
チャイナドレスの女B:佐々木史恵
ニューヨークの町の人たち、ギャングたち:志賀泰伸、中村亘利、柳沢超、藤沢裕介、江端郁巳、正木慎也、遠藤直人、高木延秀(以上、少年忍者)
バスケットボールの選手たち:鈴木レイ子、浅川絵衣子、前田清実、松原優子、北村ヨシコ、松本克美、園部陽子、𠮷田早苗、三村みどり、大沢美由紀、仲田幸代、西山晶子、石川愛子、若井田久美子、星正子、深見政子、橋本さとみ、鳥井和子、藤田龍子、秋山真喜子、宮川友美子、川崎由紀恵、蔭山優子、小林典子、河野由美、佐々木純子、河部圭子、清水雅子、常藤利恵子、山中由紀、川原暁美、坂本冬美子、伊藤麻里、立川明美、北川真由美、橘弥生、鈴木寿子、寺井朋子、田中玲子、松岡美恵子、横山佳代、宮崎ひとみ(以上、名倉ジャズダンススタジオ)
スタッフ)
企画)安倍 寧
作・演出)長束利博
作・脚本)森泉博行
振付)マイケル・ピータース
振付)名倉加代子
音楽)井上堯之
編曲)ボブ佐久間
作詞)神田エミ
美術)保坂禎英
照明)沢田祐二
衣装)小峰リリー
振付補)ジェネーバ・バーク
振付補)ボビー吉野
音楽製作)アップライトミュージック
音響)音研
効果)TEO
照明操作)ゼネラル・スタッフ、バリライトアジア
特殊効果)酸京クラウド
美術制作)金井大道具
映像製作)ショーボート
撮影協力)麻布スタジオ
小道具)高津小道具
特殊小道具)アトリエ・カオス
衣装製作)東京衣装
衣装協力)西武SEED
キャスティング協力)円企画
舞台進行)クリエイト大阪、ゼネラル・スタッフ
制作)プレゾン事務局
制作協力)ジャニーズ事務所、名倉ジャズダンススタジオ、ヤングコミュニケーション、スペース・コア、キョードー東京、子どもの城・青山劇場
監修)ジャニー喜多川
________________________
前年、1985年4月27日~5月6日に大阪で初めてのオリジナルミュージカル『サスケ』(→参照)を上演していた少年隊が、1985年12月12日発売のシングル「仮面舞踏会」でようやくレコードデビューを果たした後、シングル「デカメロン伝説」「ダイヤモンド・アイズ/レイニー・エクスプレス」を経てチャレンジしたのが、1985年11月にopenしたばかりの青山劇場でのオリジナルミュージカル「Playzone(プレゾン)」。
第一作となった「Mystery」は、マイケル・ジャクソン「スリラー」の振付で著名なマイケル・ピータースの協力を得ている。少年隊は83年以降、何度か渡米して彼のダンスレッスンを受け、「One Step Beyond」の振付もしてもらっていたので、空港まで直々に迎えに行く様子が、映像収録されている。マイケルが担当したのは劇中、不思議な世界として登場する「ミステリー・ゾーン」の部分と、「ダイヤモンド・アイズ」のみ。それ以外はジャズ・ダンスをベースにした振付で有名な名倉加代子さん(80歳現役)。音楽はスパイダースを経てジュリーのバックバンド、そして『太陽に吠えろ』や『傷だらけの天使』の音楽を手がけた井上堯之。作詞は「ダイヤモンド・アイズ」を手がけた神田エミ(彼女はこの2年後、不幸な死を…)。衣装は蜷川舞台を多く手がけた小峰リリー。
ということで、制作陣は大変豪華!!めちゃくちゃ力入ってますが、それも当然。ジャニーさんが夢みたミュージカルがやっとこれで本格的に始動できたのだから。
映像作品では、まずドキュメンタリー的部分として、レッスンの様子や劇場を訪れるお客さんたち、舞台裏の様子があって、そして本編の「映像」部分。三人それぞれがバイトしている様子を挿入。ヒガシは厨房で皿洗い、ニッキはスタジオでカメラマンのアシスタント、かっちゃんは花屋。そして喫茶店?に集合して旅費が貯まったことを喜び、舞台の幕が開く、という始まり。最後は、舞台裏をカメラが追いかけた後、劇場の外、青山通りでファンの女の子たちが風船を持ってお見送りをするシーンで終わる。
ストーリーは「なんとなく」存在。お客さんもアイドル少年隊のファンの女の子ばかりなのか、演技中に声援が飛んだり、コンサートのよう。
ミュージカル「ごっこ」をする3人が可愛い!
(お断り:本ブログは基本的には私の適当なイラストでお送りいたします。)
「ミステリー・ゾーン」の始まりは、「あ!出た!」というジャニーズ・ジャポニズム。
キーワードは「若者」「夢」「きらめき」など、非常にストレート。
デビュー前から少年隊は、フォーリーブスのカバーをしたり、70年代的な、未来への希望に溢れた「若者」を表現してきたけれど、この頃、時代はすでに「まっすぐ夢に向かってがんばるなんてダサい」みたいな態度の方がかっこよい、となっていたようなイメージはある。その辺のズレが少年隊の不遇の最初だったんじゃないか、と考えたりもしているのですが、時を経た2021年に若き彼らの全力の「きらめき」がこんなにまぶしいものだとは!正道こそ正解だったとしか思えない。
第三幕はミニコンサートのような感じ。大勢のダンサーらが白い仮面に白い服で登場。全編、小峰さんの衣装はおしゃれで可愛いけれど、この白衣装は特に可愛い。他、幻想シーンなどはボウイの映画『ラビリンス』を少し思い出したり。
広々とした何もないステージで3人が舞い、TVの歌番組ほどカメラの切り替えや寄りもないので、俯瞰的に見られるので、気づいてツボだったのは「仮面舞踏会」のニッキの「Get Down!」の部分。勢いがっ!!何度見ても元気出ます。(ヒガシも横で気合いのポージングしているのに、かっちゃんだけくるん、とちょっと腕を回してるだけっていうのがまた面白い)
最後は沿道でファンの女の子たちが色とりどりの風船を持ちながら、小指で繋がってお見送り?
舞台衣装に似せてか、白い服、あるいはレインコートを着ていて、髪に大きなリボンを付けていたり、86年の夏少女たち、めちゃくちゃ可愛い。
ここから始まった少年隊との青春、羨ましい。
私も一緒に追いかけてみたかった!
Youtubeでも今のところ本編、ドキュメンタリー部分、ともに見られます。
あとTV番組「今、ミュージカル!少年隊」が必見。
マイケル、名倉さん、井上さん、小峰さんも登場。
少年隊PLAYZONE
このブログは1986年~2008年の23年間、毎夏、青山劇場で行われていた少年隊のオリジナルミュージカルPlayzoneのデータベースです。
2020年の夏、Youtubeで少年隊のパフォーマンスを初めてまともに見た私は、ニッキの圧倒的な魅力に驚き、気づけば少年隊のことばかり考える日々…。
超短いファン歴ながら、幸運なことに、ちょうど限定版ベスト盤BOXの申込みには間に合いました。まだPlayzoneを順に見始めたところですが、ネット上にあまりにデータがないので、できるだけ調べて、できるだけ共有したく思い、ここを立ち上げてみました。この少年隊のPlayzoneの貴重な映像が広く共有され、後生にも残るために、ディスクの販売や配信での視聴ができるようになる未来を願いつつ!!
手元にあるのは各回のDVDと、中古で入手したパンフレットとサントラだけなので、不完全版データベースですが、情報が見つかれば追記していこうと思ってます。